いつもいつもアンティークの買い付けは楽しい。
趣味が高じて始まったこと。
以前は自分の好きなものばっかり探し集めていたけど
この頃はお客さんの顔を思い出しながら探している。
「あ~、あの人はこれが好きだな~」とか思いながら。
買い付けは実は大変なのだ。
というのも、朝が早い。(朝起きが苦手な私にとっては苦痛といってもいいほど...)
でも、でも朝早く行くと掘り出し物に出会える!(こともある...)
ほとんどのアンティーク業の方たちは、大きなショップやロンドンでまとめてドンって感じだけど、
私たちは車で一日に何箇所も巡って、「これだ!」と思うモノたちとの出会いを大切にしてる。
「売れるモノ」という観点ではなくて、心に「響くモノ」、「語りかけてくれるモノ」なのだ。
だから迷ったら買わない。「語りかけてくれたモノ」だったら、連れて帰ってくる。
それは時にはボロボロになったテディベアだったり、美しい手描きの器だったり。
単に古いテディベアにも過ごした環境があって、かわいがられていたのか、痛めつけられていたのか、テディの目を見ると語ってくれる。
私はその前者のかわいがられてきたテディを一緒に連れて帰ってきてる。
その違いはどうしたらわかるの?と思うでしょうが、なぜだか確信があるのです。
ほらっ、この写真のテディたちを見たらあなたにも語ってるでしょ?
毎日毎日、出会いを求めてすごした2週間。
帰国する直前には荷造り作業が山積み。
ココペリはコンテナで荷物を運ぶのではなくて箱で送ってるので
残念ながら大物(写真にある家具やはしごとか)は送れないのです。
あ~、どんなに連れて帰りたいことか...。
大物はあきらめて、集まったモノたちを一つずつ大切にプチプチに包んで、さあ、お船に揺られて行ってらっしゃ~い。
日本で待ってるよ~。
今回送っているアンティークは2ヶ月もかかって9月に到着予定。10月には皆さんにご紹介できますよ。お楽しみに。